6.1. ソフトウェアのインストール |
パッケージマネージャ等を使用して、本ソフトウェアのパッケージをインストール
してください。
または、ターミナルを開き、コマンドラインから本ソフトウェアパッケージの
インストールを実行して下さい。
注)以下は、root権限で実行する必要があります。
RPMパッケージのインストール
# rpm -i epson-inkjet-printer-<プリンター名>-<バージョン>.<アーキテクチャ>.rpm
| DEBパッケージのインストール
# dpkg -i epson-inkjet-printer-<プリンター名>-<バージョン>_<アーキテクチャ>.deb
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6.2. PPDファイルの構成 |
本ドライバは、以下の4種類のPPDファイルを同梱しています。
1. SC-P8500D | Epson-SC-P8500D_Series-epson-driver.ppd.gz |
2. SC-P6500D | Epson-SC-P6500D_Series-epson-driver.ppd.gz |
3. SC-P8500DL | Epson-SC-P8500DL_Series-epson-driver.ppd.gz |
4. SC-P8500DM | Epson-SC-P8500DM_Series-epson-driver.ppd.gz |
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6.3. CUPSへのプリンター登録 |
本ソフトウェア(プリンタードライバー)のインストール後、プリンターを接続し、
プリンターの電源をオンにします。しばらくすると、PPDファイルがCUPSへ登録されます。
自動登録されなかった場合はPPDを、以下のように手動で登録します。
- ブラウザから、CUPSサーバ (Port:631) に接続します。
- [プリンタの追加] を選択
- "ローカルプリンタ"に表示された一覧から、ご使用のプリンタを選択します。
例) |
ご使用のプリンターがSC-P8500D Seriesの場合、以下のように表示されます。
EPSON SC-P8500D Series(EPSON SC-P8500D)"
|
- "Name" にプリンター設定名称を記述して、[続ける] を選択します。
(他の項目は必須ではありません)
- "モデル" に表示された中からご使用のプリンタを選択して、[プリンタの追加] を選択します。
例) |
ご使用のプリンターがSC-P8500D Seriesの場合、"Model" は以下のように表示されます。
"Epson SC-P8500D Series - epson-inkjet-printer 1.0.1-1lsb3.2 (Seiko Epson Corporation LSB 3.2)"
|
- 上記の代わりに、[参照...] から直接PPDファイルを指定も可能です。
例) |
ご使用のプリンターがSC-P8500D Seriesの場合、以下のファイルを指定します。
/opt/epson-sc-p8500d-jp/ppds/Epson/Epson-SC-P8500D_Series-epson-driver.ppd.gz
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- PPDを登録すると、以下のようになります。
▼ キュー名 ▼ |
説明 |
場所 |
メーカーとモデル |
状態 |
SC-P8500D_Series |
EPSON SC-P8500D Series |
user-desktop |
Epson SC-P8500D Series - epson-inkjet-printer 1.0.1-1lsb3.2 (Seiko Epson Corporation LSB 3.2) |
待機中 |
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6.4. ソフトウェアの削除 |
パッケージマネージャ等を使用して、本ソフトウェアのパッケージをアンインストール
してください。
または、ターミナルを開き、コマンドラインから本ソフトウェアパッケージのアンイン
ストールを実行して下さい。
注)以下は、root権限で実行する必要があります。
RPMパッケージのアンインストール
# rpm -e epson-inkjet-printer-<プリンター名>
| DEBパッケージのアンインストール
# dpkg -P epson-inkjet-printer-<プリンター名>
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6.5. CUPSからのプリンター削除 |
CUPSでは設定用のCGI (http://localhost:631/) が用意されており、プリンターの
設定をブラウザ上で行う事が出来ます。
ブラウザに上記URLを入力して、CUPSのプリンター設定画面を表示させて下さい。
CUPSのプリンター設定画面の[プリンタの削除]を選択し、プリンターを削除してください。
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6.6. 印刷方法 |
印刷には、主に二つの方法があります。
コマンドラインから印刷する |
コマンドラインより lpr(もしくはlp)コマンドを用いて、ファイルを直接指定して
印刷を行なう方法です。コマンドの詳細についてはマニュアルページのlpr(1)、
またはlp(1)を参照してください。
例) |
test.psというファイルをA4サイズの用紙に印刷する場合
$ lpr -P <プリンター名> -o PageSize=A4 test.ps
|
使用できるオプションは、パッケージのマニュアル(Manual_<プリンター名>.txt)を参照してください。
入力するファイルのフォーマットは、CUPSがサポートするPostScript, Text, PDF,
各種Image等が利用可能です。サポートの範囲については、CUPSのドキュメントを
確認してください。
CUPSのドキュメントは、以下で入手可能です。
http://www.cups.org/documentation.php
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アプリケーションから印刷する |
各種アプリケーションに用意されている印刷機能を用いて印刷を行なう方法です。
アプリケーションによっては、様々な設定を独自に用意しているものもあります。
詳細については、各アプリケーションソフトのマニュアルを参照して下さい。
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注意 |
印刷は用紙の左上を基準に行われ、用紙サイズに対して左右上下それぞれに
マージンをとります。アプリケーションによっては、用紙の端の部分が切り
取られた状態で印刷される場合があります。
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6.7. 印刷設定 |
CUPSに付属するツールを用いて設定を行ないます。CUPSでの設定方法は、
主に以下の4種類です。
Linuxディストリビューションに付属のGUIツールで設定する |
- メニューから[システム] - [システム管理] - [印刷]を選択 。
- プリンターを選択。
- [プリンターオプション]タブをクリック。
- プリンターの設定を行う。
- [適用]をクリック。
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Webブラウザで設定する |
- Webブラウザを起動します。
- URLに"http://localhost:631/"を入力してCUPSの設定画面を表示させます。
- "プリンターの管理"をクリックします。
- 対象プリンターの"プリンタオプションの設定"をクリックして、
プリンターオプションの設定画面を表示させます。
- 設定を選択して"プリンタオプションの設定"をクリックします。
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コマンドラインで設定する |
CUPSの印刷設定ツールlpoptionsを使用します。ツールの詳細は、
マニュアルページのlpoptions(1)を参照下さい。
オプション値は、機種毎に異なりますので詳細はインストールしたパッケージの
マニュアル(Manual_<プリンター名>.txt)を参照してください。
マニュアルは、下記のパスにインストールされます。
/opt/epson-<プリンター名>-jp/doc/
以下は、設定例です。
例) |
設定を 用紙タイプ=普通紙, 用紙サイズ=A4 に変更する場合
$ lpoptions -p プリンター名 -o MediaType=PLAIN -o PageSize=A4
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印刷時に指定する |
CUPSでは、lprやlpコマンドにlpoptionsと同様のオプション(-o)で、
印刷設定を変更する事ができます。詳細についてはマニュアルページの
lpr(1)、またはlp(1)を参照してください。
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6.8. 競合する印刷オプション一覧 |
競合する印刷オプションは、選択できません。その場合、CUPSではエラーが
表示されますので、別のオプションに変更してください。
競合する印刷オプションは、機種毎に異なります
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